秋田県では、厚労省がコロナ感染時の混乱から大手医療機器製造販売事業者に対して、部品・原材料調達先、いわゆるサプライチェーンについて検討するよう方針を示したことを契機に、県
内企業の医療機器産業サプライチェーンへの参入や医療機器の製品への取り組みを支援する事業を公募しました。
これに当ＮＰＯクラブが応募し、秋田県から初めて受注しました。

１．医療機器メーカー等のサプライチェーンへの参入支援

• 応募企業１３社と面談（内１２社現地訪問）し、現状把握及び支援に対する要望などを聞き、既存製品に対するアドバイス、カルテシート作成、ＰＲシート作成、マッチング、個別支援などの伴走支援を行いました。
• ２０２４.１０.９～１１、幕張メッセで開催されたメディカルジャパンで、秋田県ブースの出展業務を行い、秋田県から出展の４社に対してマッチングを行いました。
• 開催後はアンケートを実施し、出展企業４社、招致企業７社から貴重な回答を得ました。
• マッチングは県内企業１２社に対しトータル２５件実施し、成果に繋がる面談８件、内３件の受注ができました。

２．県内企業の参入に向けたセミナーの企画開催

下記のようにセミナーを行い、県内企業８社、１２名の参加がありました。

• 日時：令和６年７月２３日（火）１３：００～１５：１０
• 場所：秋田県庁第二庁舎会議室とＺＯＯＭによるオンライン受講
• 講演（２件）：
  1.サプライチェーンの現状と課題＆医療機器産業への参入にあたっての留意点
  パーカッショネア・ジャパン株式会社シニアディレクター 三浦秀明氏
  2.医療機器製造販売業者のニーズとアプローチ方法
  キュテラ株式会社顧問 山本章博氏
  
  計画した支援をすべて実施し、当初の「成果に結びつく面談」４件ほど、という目標を大幅に上回る８件の実績をあげ、委託元の秋田県に満足していただきました。