20周年記念事業

創立20周年記念式典 報告

「皆様への感謝 !」と「NPO クラブの更なる発展のために!」
創立20周年記念式典(特別講演会&懇親会・パーティー)を開催


2022(令和 4)年10月5日(水)、認定特定非営利活動法人 経営支援 NPO クラブ(事務局:東京都千代田区、理事長:助川英治、以下「NPO クラブ」)は創立20周年を迎え、記念式典を東京・千代田区の大手町サンケイプラザ・ホールにおいて開催しました。

サンケイプラザホール

大手町サンケイプラザ・ホール

2002(平成14)年、三井物産副社長だった大貫義昭初代理事長がわずか 20人の仲間と立ち上げた NPO クラブ。実務経験豊富な企業 OB・OG がボランティア精神で「中小企業・地方企業の経営支援を手伝い、シニアパワーの活用と生きがいの創出に寄与する」という高い志を掲げるも、発足当初は活躍の機会に恵まれず、事務所も無償で間借りする状況でした。しかし、会員たちの不屈の情熱で着実に実績を積み上げ、2016(平成28)年に東京都から認定 NPO 資格を取得。2014(平成26)年には関西グループの発足で組織体制が一段と充実し、今直面するコロナ禍も Web活用など世の中の新しい流れを取り込みつつ、柔軟に乗り越えようとしています。

そんな NPO クラブの節目を祝おうと、当日は雨天にも関わらず、官公庁、地方自治体、商工会議所等から多くの関係者が駆けつけ、会員・会員 OB、賛助会員、特定支援会員を含む 364 人が参加しました。

記念式典は「特別講演会」「懇親会・パーティー」で構成され、それぞれ冒頭で NPO クラブの20年の歩みをまとめたオープニング動画を流しました。その後、会場のムードが高まったところで助川理事長が挨拶に立ち、来場した関係者にこれまでの支援に対して謝意を述べるとともに、魅力ある組織として更な20周年記念式典る発展に繋げていく決意を語りました。

特別講演会

特別講演会

懇親会・パーティー

懇親会・パーティー

理事長あいさつ

経営支援 NPO クラブ 理事長 助川 英治

本年10月、経営支援 NPO クラブは20周年を迎えることができました。現在、会員数は240名超となり、数多くの案件を受託できるようになりました。これも偏に官公庁、地方自治体、公益法人、中小企業団体中央会、商工会議所、金融機関、企業等の事業委託元様のご指導、ご支援によるものと深く感謝申し上げます。また、賛助会員、特定支援会員の皆様のご支援、ご協力に感謝するとともに会員の支援活動に対する真摯な取り組みに感謝申し上げます。

今回、「お世話になった皆様への感謝 !」と「更なる発展のために !」をテーマに、 創立20周年の記念事業の式典として、特別講演会と懇親会・パーティーを開催致しました。また、20年の歩みをまとめた記念誌を発刊し、NPO クラブの活動内容の詳細について記載したパンフレットを新たに作成致しました。

記念誌の発刊は、お世話になった皆様への感謝のご報告となり、さらに、メンバーの活動の励みになるとともに今後の新しいメンバーに対する新たな指針の参考になることを願っております。

経営支援 NPO クラブは、認定 NPO 法人として従来の支援活動を進める中で、中小企業支援活動内容の更なる充実を目指した自己研鑽による各種研究会・タスクチーム活動、中期活動方針重点課題への取り組み、組織の一層の活性化、新たな社会貢献活動の検討などを積極的に進めて、魅力ある組織として更なる発展に繋げていく所存です。皆様の引き続いてのご指導・ご支援をお願い申し上げます。

 

特別講演会は 2部形式で行われ、ホール3階にて 15時30分より開始。予想以上の聴講者が集まって会場では席が足らず、立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

司会進行は元福島テレビアナウンサーで NPO クラブ会員の佐藤豊美さんが務め、第1部に加藤勝一氏(元土湯温泉町地区まちづくり協議会会長、株式会社元気アップつちゆ顧問/テーマ:「東日本大震災と原発事故からの温泉街復興再生への軌跡」)、第2部に後藤康浩氏(元日経新聞論説委員、亜細亜大学教授/テーマ:「不安定化するグローバル情勢と日本の進路」)が講演。苦難の末に温泉街を復興させた体験談や、多角的で鋭い視点に基づく世界情勢の解説に、聴講者は真剣な面持ちで聞き入っていました。

第一部

東日本大震災と原発事故からの温泉街復興再生への軌跡

講師:加藤 勝一氏(元土湯温泉町地区まちづくり協議会会長、株式会社元気アップつちゆ顧問)
時間:15:40~16:20(40分)

プロフィール
1948年、福島市土湯温泉町に生まれる。福島商業高校卒業後、家業(石材業)に従事、後に旅館業を営むとともに観光協会長などを歴任。1997年には社会福祉法人を設立し福祉介護事業を手掛ける。
2011年3・11の大災害を契機に復興再生のまちづくりを決意、土湯温泉町復興再生協議会、地域まちづくり会社株式会社元気アップつちゆを相次いで創設し復興再生事業に尽力、成果を挙げてきました。

第二部

不安定化するグローバル情勢と日本の進路

講師:後藤 康浩氏(元日経新聞論説委員、亜細亜大学教授)
時間:16:25~17:45(80分)

プロフィール
日本経済新聞で中東、ロンドン、北京に駐在、編集委員、論説委員、アジア部長を歴任。テレビ東京などテレビ、ラジオなどでも活躍。2016年から亜細亜大学都市創造学部教授。
著書に『強い工場』『勝つ工場』『アジア力』『資源・食糧・エネルギーが変える世界』『ネクスト・アジア』『アジア都市の成長戦略』など。アジア経済や産業論、エネルギー問題などに造詣が深く、米中冷戦、ロシアのウクライナ侵攻などで不安定化、不透明化するグローバル情勢について、産業立地や資源などの観点で解説します。


懇親会・パーティーは18 時00分より、ホール4階で催されました。司会は NPO クラブ一般支援契約先で、アトラクションでも「ウーマンオーケストラ」として活躍した株式会社エル・マジェスタ代表の阿部志織さんが担当。オープニング動画を受けて、助川理事長の挨拶、病気療養中の大貫初代理事長の奥様から届いた手紙の紹介(司会代読)と進み、来賓挨拶は創業間もない頃から付き合いが続く(公財)みやぎ産業振興機構の三浦知彦理事と、支援先を代表して株式会社田島軽金属の田島正明社長からいただきました。

続いて乾杯へ。事務所の無償提供で創業時の NPO クラブを支えた株式会社大光産業の加藤俊夫元社長が、 NPOクラブの20年に及ぶ歩みに感極まる気持ちを抑えて発声し、いよいよ会食がスタート。ウーマンオーケストラによる華麗な演奏が流れる中、参加者は自由にテーブルを行き交い、歓談を楽しみました。中盤からは、まだまだ94歳の光輝高齢者(こうきこうれいしゃ)・HIRO さんと福話術・マジシャンの KAZUさんによる爆笑健康トークショーが会場を盛り上げ、後半は電子和太鼓 DUO 輝日の梨央による躍動的なパフォーマンス、ウーマンオーケストラと梨央のコラボ演奏が和やかな雰囲気を一層高めました。

祝宴も佳境に入った19時50分、中締めの時間を迎え、NPO クラブ設立時の発起人の一人である青田公男氏が登壇。万感の想いを込めた挨拶の後、ウーマンオーケストラ等による賑やかな演奏に乗った三本締めで、懇親会・パーティーは盛況の内に幕を閉じました。

20年という年月の重みと、NPO クラブの更なる発展を力強く感じさせた今回の創立記念式典。参加した誰もが、NPO クラブの新たな歩みに大きな期待を膨らませる集いとなりました。

アトラクションの様子

 

NPOクラブ20周年記念刊行物

左:「20年の歩み」
右:「経営支援 NPO クラブ 活動内容のご紹介」

経営支援 NPO クラブでは、創立20周年を記念して、「20年の歩み」と「経営支援 NPO クラブ 活動内容のご紹介」を発行しました。

「20年の歩み」(A4判/40ページ)
NPO クラブ初の記念誌。創業時から創立10周年移行の飛躍、会員との強い絆、これからのNPO クラブなど、20年の歩みを網羅しています。
PDFはこちら

「経営支援 NPOクラブ 活動内容のご紹介」(A4判/20ページ)
各研究会やタスクチームの活動、中小企業支援活動の事例や次世代育成支援の事例、自然大災害復興支援活動の事例などを紹介しています。
PDFはこちら

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