2024年度埼玉県庁による「販売力強化応援事業」の特徴は、事前に自社のSWOT分析を行い、そのうえで販売したい製品やサービスのPRシートを作成して応募するようにしたことです。そうすることにより、応募企業の販売に対する熱意が高まり、結果としてマッチングにかける時間を多くとれるようになりました。

今年度の応募企業は25社ですが、NPOクラブ側の支援体制を踏まえて、支援企業を15社に絞り込みました。各企業の現地調査を含め支援回数は65回になりました。期間は9月から翌年の2月までですが、マッチング先の都合により3月まで実施しました。

支援活動を通してわかったことは、自社の製品及びサービスに対する強い想いがPRシートに具体的に表示された場合、マッチング先の選定も早くなり、受注につながる確率が高くなるということです。

逆にPRシートに特徴を具体化できない場合は、発注側の担当者から「今の取引先との差別化ポイントがよく分からない」とみられ、検討対象にならないということです。